「今日は休みだし、普段整理できていないところを掃除しよう」
なんてウキウキ気分で掃除をすることってありますよね。
そして見つける懐かしいもの…。
思い出深いものを見つけて「あ~これ懐かしい!」の勿体ない時間が発生する瞬間が皆さんにあると思います。
私も掃除中に、思い出の品を見つけてしまい掃除が進まない!
キャンプ用品が入った箱が出てきた!
懐かしいな~小学生の時に家族でキャンプいってたな~!
なんてキャンプ用品が入った箱を漁っていたら、恐ろしい品が出てきました。
中身がパンパンに入ったカセットボンベと、ランタンで使うであろうガス缶が…。
体が震えあがるとはまさにこのこと。見つけた瞬間、血の気が引きました。
おい!両親!なんでこんな所にガス入れてるんだよ!
と、怒りたくなりましたがそんな暇はない。
中身パンパンの古いガスをどうにか処分しなければいけないので、色々調べてみました!
そして実際に処分をしてきたので、少しでも皆さんの参考になればと記事を残します。
カセットボンベの捨て方(中身がない場合)
カセットボンベの処分方法は自治体によって異なります。
私の住んでいる札幌市では、使い切ったカセットボンベやスプレー缶は穴を開けずに、燃えるごみの日に捨てることができます!
「スプレー缶・カセットボンベ」は、無料となります。
収集は週に2回の燃やせるごみと同日です。
中身を使い切って、穴をあけずに、燃やせるごみとは別に、透明または半透明の袋に入れて収集日当日の朝、8時30分までにごみステーションに出してください。
収集日は、「収集日カレンダー」や札幌市ホームページでご確認いただくか、【環境事業部業務課】または【各清掃事務所】までお問い合わせください。
引用:札幌市
ちなみ、東京都大田区のホームページを見てみると、札幌市とほぼ同じ内容でした。
どうやら全国で共通しているのは「中身を使い切る」みたいです!
- 使い切って、中身の見える別袋に入れてください。
- 「資源」の回収日(週1回)に出してください。
スプレー缶やカセットボンベの穴あけは、大変危険です。絶対に行わないでください。
中身が残っている場合は、屋外の火の気のない風通しの良いところでガスを抜いてください。
引用:大田区
ここまでは、カセットボンベの中身がない場合の捨て方です。
穴をあける危険さもないので、ゴミの日に捨てられるのはとてもありがたいですよね。
さて、問題は中身が大量に入っている場合です!
中身が入ったままごみステーションに出して、もしゴミ収集車に何かあったら…と考えると恐怖なので、ちゃんと自治体のルールに沿って処分しましょう。
カセットボンベの捨て方(中身がある場合)
使い切れずカセットボンベやスプレー缶をそのまま放置しているご家庭も少なくないのでは、と思います。
使用期限が過ぎたカセットボンベの中身空にするのも非常に怖いですよね。
そんな時も、お住いの自治体のホームページをまずは確認しましょう!
札幌市は以下のように記載されています。
中身を使い切れない「スプレー缶・カセットボンベ」は、各清掃事務所、消防署(出張所)、地区リサイクルセンターで引き取りをしていますので、お持ち込みください。
引用:札幌市
東京都文京区は以下のルールが設けられています。
どうしても使い切れず、中身が入っているスプレー缶・カセットボンベ等を出す場合や塗料、劇薬(薬剤)のスプレー缶は、「不燃ごみの回収日」に中身の見えるビニール袋に入れ、「キケン」と書いて出してください。
他の不燃ごみと混ぜずに出してください。
引用:文京区
自治体によってルールが異なるので、必ずお住いの自治体のホームページをご確認ください。
詳しく記載されていない場合は、ごみステーションに勝手に捨てずまずはお問い合わせしましょう!
見つけてしまったカセットボンベ
大掃除中に使い切っていないカセットボンベやスプレー缶を見つけて
使用期限も切れていないし、中身を全部出し切ってからゴミの日に捨てよう
と、カセットボンベをコンロに設置して使い切ったり、スプレー缶は噴射して全て中身を出し切ろうとするでしょう。
しかし、札幌市民は「アパマンショップ爆発事故」を思い出し、中身を出し切るのが怖い方もいると思います。私もその仲間の一人です。
2018年12月16日20時29分頃、「アパマンショップ平岸駅前店」等が入居する木造2階建ての雑居ビルで爆発が発生。同店および隣接する居酒屋「北のさかな家 海さくら平岸店」が倒壊・炎上し、52人が負傷。
原因は、未使用の除菌消臭スプレー120本を廃棄するため、噴射して空にするという処理を行い、その後湯沸かし器を付けた際に、店舗内に充満したガスに引火し、爆発が起きた。
スプレー缶噴射時は店舗のドアや窓は締め切られたままで換気されていなかった。
参照:札幌不動産仲介店舗ガス爆発事故
そんな怖い思いを抱えているにも関わらず、出てきてしまった古いカセットボンベ…。
カセットボンベの製造日が、2004年8月26日!?!?
使用期限は製造から約7年なので、2011年には期限切れしていました。
こちらは多分、ランタンに使用するガス缶だと思います。
製造日や使用期限はありませんでしたが、カセットボンベと同じ時期に購入したものかと思います。
どちらともしっかりと中身が入っています。ずっしりしてる…。
もう触るのすら怖いです。なんてったって製造日から17年も経っていますからね…。
本当に爆発しなくて良かったです。
見つけてしまったからにはもう放置できない!
ということで、爆発させないようすぐに処分をしてきました。
以下、私の行動履歴。
1.自治体ホームページ確認
上でも書きましたが、札幌市は特定の施設に持ち込むと処分をしてくれます。
私は札幌市のホームページに記載されている消防署へ持っていくことにしました!
2.まだ眠っているのでは…?
もしや他にもあるのでは…と思い探してみたらやっぱりありました。
外の物置を漁っていたらとんでもなく古そうなカセットボンベが…。
あぁ…触るのが怖い…。
恐る恐る裏を見たら、2004年4月19日。
2004年のカセットボンベ2本目!ちゃんと捨ててよ、2004年頃の家族…。
3.消防署へGO
カセットボンベ2本、ランタンのガス缶、その他中身が残っているスプレー缶もあったので全てまとめて消防署へ持っていきました!
自転車のカゴに乗せて消防署へ向かいましたが、段差が怖すぎる!
少しでもカゴが「ドンっ!」となると、何かの拍子で爆発するのではないかとドキドキして「アパマンは嫌だ、アパマンは嫌だ(スリザリンは嫌だのトーンで)」と心の中で唱えながら自転車を漕いでいました。
無事消防署へ着き、受付で消防士さんにお渡しして任務完了です。
爆発せずに持って行けたことに心の底から安堵しましたが、消防士さんにお渡しした時に、
あぁ…市民を守ってくれている消防士さんにこんなに古いガスボンベをお渡しして申し訳ない…
と申し訳ない気持ちでいっぱいに。
これからはちゃんと期限内に使い切ってごみステーションに捨てる、と誓いました。
まとめ
今年も確実に暑い夏が続くので家の中や物置が熱くなり、熱を持ったカセットボンベが爆発する危険性があります。
家に眠っているカセットボンベやスプレー缶がある方は、お住まいの自治体のホームページをご確認の上、早めに処分してくださいね!
もしかすると、あなたの家にも2004年のカセットボンベが眠っているかも…。
(嘘です、すみません、こんな古いカセットボンベが見つかるのは私の家だけであってほしい)
消防士のお兄さんが「たまにガスではなくてオイルを持ってくる人がいるんですよ~」と言っていたので、持っていく方は必ずご確認くださいね!