災害に備えて水の備蓄が当たり前の常識となっています。
水の備蓄は“一人当たり1日3L”と言われており、しっかりと備えるとそれはそれは物凄い本数となります。
2Lのペットボトル約11本…!
家族4人で1週間分の水を備蓄すると2Lのペットボトル約44本の備蓄が必要となります。
非常食・飲料水は賞味期限を切らさないようローリングストックをしよう!
と言われていますが、どんなに管理をしていても見落とすものは見落とすんですよね!
「気が付いたら水の賞味期限が切れていた」なんてことが何度あったか…。
実際に、現在我が家で飲んでいる水も賞味期限が2ヶ月切れた水です。
期限切れの水でも美味しく飲んでいますが、「果たして飲んでも問題ないんだよね…?」と気になったため、水の賞味期限について調べてみました!
未開封の水の賞味期限
水の賞味期限は未開封のもので
- 500mlで平均1年
- 1~2Lで平均2~3年
となっています。この賞味期限は常温・冷蔵保存でも変わりません!
未開封であれば美味しく飲める!
水は消費期限ではなく「賞味期限」です。
賞味期限は、記載の年月日まで品質が変わらずに美味しく食べられる・飲める期限を言います。
記載の年月日まで安全に食べられる消費期限ではないので、賞味期限であれば期日が過ぎても問題なく水を飲むことができます!
また、飲用に使用するペットボトルの水は加熱やろ過により雑菌が取り除かれているそうです。
雑菌がない水は腐らないので賞味期限が物凄く過ぎていても問題なく飲むことが可能です!
(水は無機物なので理論上腐ることはないとのこと)
結論、賞味期限が切れていても水は飲めます!!
これで安心をして賞味期限が切れた水を飲むことができます。
(ローリングストックを心がけているのに賞味期限切れを見つけるとショックが大きいですが、期限が切れても美味しく飲めるのは心が救われます)
水に賞味期限があるのは何故?
しっかりと殺菌され、ペットボトルは密閉状態であるにも関わらずなぜ水には賞味期限があるのでしょうか?
実は賞味期限は「水」ではなく「ペットボトル」に原因があるんです!
ペットボトルにはわずかな通気性があり、時間が経つにつれ中の水が蒸発してしまいます。
水が入ったペットボトルが消費者のもとに届くまでに長い時間が経過してしまうと、記載されている容量に誤差が生じてしまい計量法違反に…!
そのため、計量法違反にならない(水が蒸発して容量が減らない)期限を、賞味期限として表示しています。
【参照:ふじざくら命水】
水の期限ではなく、蒸発の問題だったとは驚きです。
開封済みのペットボトルの賞味期限は?
雑菌がない水は腐らないですが、それはあくまでも開封前に限ります。
ペットボトルに口を付けて飲んだ場合、唾液と共に雑菌が入り水が一気に劣化します。
また、ペットボトルに口を付けずコップに水を注いで飲んだとしても、空気に触れた時点で雑菌が入り込むので注意が必要です。
開封後は早めに飲み切りましょう!(開封後1日で飲み切ると安心ですね)
まとめ
「ミネラルウォーターの賞味期限切れちゃったから捨てよう」は、とても勿体ないことが分かりました。
開封前であれば雑菌が入り込まず賞味期限切れでも美味しく飲むことができるので、捨てずに飲んじゃいましょう!
それでも、
賞味期限切れてるし、やっぱり不安
という方は、煮物などの料理に使うことで煮沸消毒にもなるので一石二鳥ですよ!
ローリングストックを心がけて賞味期限切れは避けたいところですが、もしも水の賞味期限が切れてしまっていたとしても悲しむ必要はなし!
美味しく使い切りましょう!