しっかりと賞味期限チェックをしていたつもりが、気付いたときには賞味期限切れの缶詰が出てくることがあります。
「この缶詰は賞味期限2年だし、まだまだ大丈夫!」
その結果、賞味期限が切れていた…と何個缶詰を無駄にしたことでしょうか。
せっかく購入したのに賞味期限切れで処分は勿体無いので、缶詰の賞味期限が切れていても食べられる目安をご紹介!
賞味期限切れでもまだまだ食べられます!
賞味期限・消費期限の違い
食品には美味しく食べられる期間が決まっています。
パッケージや袋、箱等に「賞味期限」か「消費期限」が記載されているので、必ず確認をしましょう!
賞味期限
賞味期限とは、袋を開封せず適切に保管をしていた場合に、パッケージ等に記載の「年月日」まで品質を保持したまま美味しく食べられる期限のことを言います。
劣化が比較的に遅いので、賞味期限切れでも食べることが出来ます。
消費期限
消費期限とは、袋を開封せず適切に保管をしていた場合に、パッケージ等に記載の「年月日」まで安全に食べられる期限のことを言います。
生ものや、お弁当・惣菜などといった傷みやすい食品に記載されているので、消費期限と書かれている食品は期限内に食べましょう。
賞味期限切れの缶詰はいつまで食べられる?
非常食は基本「賞味期限」表記です。
そして、缶詰は未開封の場合、賞味期限切れ10年は食べられると言われています。
なので、長期保存が可能なんです!非常食としてかなり優秀!
ただし、賞味期限切れでも安心して食べるには、未開封の状態で温度変化や湿度の低い場所での保管が必須条件です。
直射日光やコンロ近くなど、高温になる可能性がある場所に保管は避ける必要があります。
保管状態さえ良ければ、賞味期限切れから5~10年経っても腐ることなく食べられるので、高温多湿の保管はしないよう、今一度缶詰の保管場所の見直しをしましょう!
こんな状態の缶詰は絶対食べないで!
「この缶詰賞味期限切れてるけど、大丈夫だろう」
保存状態さえ良ければ、5~10年は食べられるとご説明しましたが例外もあります!
賞味期限切れの缶詰はしっかりと外観を確認してから開封をしましょう。
- 缶が錆びている
- 缶の蓋が膨張している
- 缶の蓋を押すとペコペコする
この状態の缶は絶対になるべく食べないでください。
どうしても食べる場合は自己責任でお願いします。
缶が錆びている
湿度が多い場所や温度変化がある場所に長期間保管をすると、缶が錆びてきます。
(湿度、温度変化により水滴が発生するそうです)
缶が錆びると小さな穴が出来るので、そこから水分や空気、微生物が入り込み品質が落ちてしまい、安全な食品とは言えなくなります。
しかし、大きい錆びだと小さな穴が出来ている可能性があります。
少しでも気になるようでしたら、食べるのはやめましょう。
缶の蓋が膨張している
缶が膨張している場合は、微生物が増殖している可能性があります!
缶の中に入り込んだ微生物が中身を腐敗させてガスを発生させているので、食べない方が安全です。
膨張した商品を自主回収した例もあります。
放置をしておくと、時限爆弾のごとく爆発をするので早めに処分を!
缶の蓋を押すとペコペコする
缶の蓋を押しペコペコなるのは、微生物がガスを発生させ膨張しているためです。
通常の缶は真空状態なので蓋を押しても動くことはありません!
ガスが発生している状態なので、蓋を押してペコペコしていたら食べるのは避けましょう。
念のため中身の確認を!
賞味期限切れの缶の外観に問題が見られなくても、そもそも中身がアウトの場合があります。
食べる際は必ず中身を確認してください!
- 変色している、見た目が変化している
- 異臭がする
- 味がおかしい、酸味がある
蓋を開けて、変色や見た目の変化、異臭がする場合は食べるのをやめましょう。
明らかに腐敗しています。
また、見た目の変化もなく異臭がしなくても、味がおかしいパターンもあります。
缶詰は美味しく作られていますが、賞味期限切れにより酸味などがある場合は腐敗が進んでいる証拠です。
少しでも違和感がある場合は、自分の体の為にも食べるのを控えましょう!
非常食で体調崩すのは避けたい…。
缶詰開封後の保管方法は?
「賞味期限が迫ってるから急いで食べなきゃ!」
非常食を備蓄していて、誰しもが「賞味期限近かった!」と慌てることがあるかと思います。
急いで食べたはいいけど、全て食べきるのは難しいから保管しようと思っても、開封後の保管は不安ですよね?
開封後に食べきれず保管をする場合は、冷蔵庫で保管をしましょう!
常温は危険です。
缶に入れたままではなく、お皿に盛ってラップや、プラスチックの容器に入れ蓋をして保管をしましょう。
冷蔵で2~3日は保管が可能です。
まとめ
缶詰は保管方法さえしっかり守れば、賞味期限切れでも長期の保存が可能な万能非常食です。
賞味期限切れの缶詰を食べる際は、
- 缶が錆びている
- 缶の蓋が膨張している
- 缶の蓋を押すとペコペコする
- 変色している、見た目が変化している
- 異臭がする
- 味がおかしい、酸味がある
以上6つのポイントに気を付けながら食べましょう。
缶詰は長期の保存が可能ですが、そもそも賞味期限切れにならないよう、ローリングストック法での管理が大切です。
せっかく備蓄していたのに、賞味期限が切れて味が変だった…とならないよう、日頃から期限チェックを忘れずに行いましょう!
開封済みで賞味期限切れの食品は傷んでいる可能性があるので、なるべく食べないでください。