ライフラインが止まってしまい困るのは飲料水確保だけではなく、トイレも問題の一つです。
「トイレの水が流せないから」「衛生面が気になる」とトイレに行くのを控えるため、水分を控えると脱水症状に陥る可能性もあり危険です。
そこで、水が流れなくても使える簡易トイレを用意することで、水が流せなくても安心して排泄が可能です。
衛生面の問題もなくなるので、必ず簡易トイレを備蓄しましょう。
簡易トイレ種類
簡易トイレは凝固剤と汚物袋を一緒に使用するのが基本!
凝固剤にはシートタイプ・粉末タイプ・タブレットタイプの三種類があります。
便器に汚物袋を設置しシートを置いてから排泄や、排泄後に粉末をかけて固める、などタイプによって使用方法が異なりますが、基本的に汚物袋を便器に設置する工程は変わりません!
私が備えている簡易トイレ紹介!
私は20回分の粉末凝固剤と、50回分のシートの計70回分を用意しています。
正直、この枚数はまだまだ足りないと思っているので、もっと用意しなくては…。
凝固剤粉末タイプ
粉末タイプ20回分はこちらの商品を備蓄しています。
株式会社サンコー 断水時のトイレ非常用袋 10回分セット
サンコーの非常用トイレの「断水時のトイレ非常用袋」は汚物袋10枚、凝固剤粉末タイプが10個入っています。
凝固剤は1袋10gで、約600ccの尿を吸収します。
株式会社サンコー 水分をすばやく固め、後処理がカンタン! 10回分セット
こちらもサンコーの商品ですが、袋は入っていません。
市販のゴミ袋などを使用しましょう!
こちらの使い方も上の「断水時のトイレ非常用袋」と全く同じ。
凝固剤は1袋7gで、約400ccの尿を吸収します。
凝固剤シートタイプ
続いて、シートタイプをご紹介!
シートタイプだと毎回汚物袋を取り換える必要がないので。粉末タイプより楽かもです。
石崎資材株式会社 シートイレ 50回分セット
石崎資材株式会社の非常用トイレはシート60枚、汚物袋20枚が入っています。
便器にはさんだ汚物袋1枚で3~10回使用可能なので、毎回汚物袋を替える必要がなく楽にトイレができます!
シートは23cm×20cmとほぼ正方形でかなり薄めです。
小便の場合は、シート1枚で2回使用することもできるので、50回以上は使えそう!
ペット用のシート・猫砂は使わないでほしい!
「断水に備えてペット用のシートや猫砂を用意すると安く済みます!」なんて声もありますが、人間とペットの排泄量は明らかに違うので、これはオススメしません。
人間の排泄量の方が多いので、ペット用シートに尿をすると全てを吸収してくれません。
また、猫砂だと尿が吸収されて猫砂が重くなり、ゴミの量が増えてしまいます…。
吸収できないと衛生面の問題も出てくるので、ペット用のシートや猫砂はオススメできません。
そして声を大にして言いたいのは、「ペット用はペットの為に使おうよ!」です。
猫を2匹飼っている身としては、ペット用の物はペットの為に使用してほしい…!
あえて「尿を全て吸収できないペット用シート」や「吸収すると重くなる猫砂」を用意するのではなく、人間用の簡易トイレを備蓄してほしいです。
まとめ
災害時に水が流れずに衛生面も不安な状態で用を足すのはストレスが溜まります。
簡易用のトイレを用意しておくことで、尿を固めることができ衛生面の問題も解決されます!
また、万が一地震でトイレが壊れたとしても、バケツや段ボールに汚物袋をセットすることで簡易トイレが完成するので、汚物袋+凝固剤は必ず備蓄しましょう。
家族4人分で70回分は少ないことに気が付いたので、もっと備蓄します!
家族4人×排泄7回=28回
簡易トイレ70回分だと、家族4人で約2.5日分。計算するとまだまだ足りませんね…。